ケータイ小説 野いちご

私をさらって、キスをして

第4章



7月16日 午前0時30分



瑞希が相良の運転する車で帰路を急いでいる時、



咲衣中と同じく都内に本家を構える夕月家では



日本トップの三家である、時雨、音葉、夕月の頭首が



ある一室で険しい表情を浮かべていた。



円形のテーブルを囲むようにして座っている3人の間には



重苦しい雰囲気が漂っている。




「……夕月殿、いかがなさるおつもりですか。」




夕月は自身からみて右側に座っている


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