海琉…。


電話では自分のも見つけたって言ってたのに、さっきは探すって言ってた…。


本当は空いてる教室、見つけてないんじゃないの?


言い間違えただけならいいけど…。


海琉…。私は海琉のことが好きなんだから…絶対死んじゃやだよ…?


香那子は手を組みながら海琉が生き延びることを祈った。