「秋人っ…死ぬなよっ!」


俺はそう願って職員室に全力で向かっていた。


職員室は北棟の2階にある。俺たちのクラスがあるのは南棟だ。


職員室を選んだのはなんとなくだ。


ようやく、職員室にたどり着いた。


鍵は……掛かってない!よしっ!俺は職員室に入った。


扉を締めると、普段はそこにないところに鍵穴が設置されていた。


普通は前の扉は外からしか鍵を操作することは出来ないが、今は何故か内側から操作できるようだ。


鍵は横の壁に打たれた釘にかけられていた。


俺はその鍵を使い、職員室の鍵を締めた。