ピンポーン


いきなりのインターホンに反応出来ず、放心していると、


ピンポーン


2度目のインターホンが鳴った。

我にかえり、玄関に向かって走ろうとした。

父親「どこ行く気だ‼︎」

そう言って、私を窓側に突き倒した。

「ツゥ、、、‼︎」

勢いで、窓ガラスに頭を強くぶつけ、意識がぼやけた。


この時、兄に見捨てられてから今まで、抱かなかったーー抱けなかったーー気持ちがあった。


(誰か、、、













助けてッ、、、‼︎)



なんとか意識を保とうとしたが、私は気を失ってしまった。