「お願いします!!!」

私は頭を下げる。

「断る」

ガラッ。ピシャッ。

彼は家庭科室に消えた。

今ので5回目……。

また明日頼ん…でも同じだよね……。

相手が変わらないなら…自分で変えなきゃ!!!

ガラッ!!!

「失礼します!!!」

流し台の所に立っていた諏瑠多弦(するたげん)と目が合う。