ケータイ小説 野いちご

予言写真

泊まり

准一の家に向かう途中、彰が後ろから声をかけて来た。


あたしたちがゾロゾロとどこかへ向かう姿が見えたからついて来たのだと言う。


これから准一の家に向かうと言うと、彰はとまどった表情を浮かべ「そっか」とだけ言って、自分の家へと戻って行った。


さすがに、准一の家までついてくるのは申し訳ないと感じたようだ。


「彰と准一はあまり接点がなかったからな」


歩きながら翔太がそう言った。


確かに、普段から2人が会話している様子なんて見たことがなかった。


同じC組で小学校から同じところに通っていても、やはり差は出て来る。


それはどうしようもない事なのだけれど、あたしは彰1人をのけ者にしてしまっているような気がして、胸の奥がムズムズしたのだった。

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