ケータイ小説 野いちご

予言写真

モヤ

その日、あたしは家に帰ると写真を引き出しの中にしまいこんだ。


何がどうなっているのかわからないけれど、もう目につく場所に置いておくことはできなかった。


コルクボードには雑誌から切り取った犬の写真を貼りつけた。


これで視界に入っても見えるのは犬の可愛い顔だけになった。


こんな事をしても根本的な解決にはならない。


そう分かっていたけれど、あたしは安堵して眠りについたのだった。

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