ケータイ小説 野いちご

予言写真

名前

「10年くらい前ってことだから、その周辺から調べて行こう」


あたしと渉は市立図書館へ来ていた。


あたしはパソコンで、渉は新聞を調べることになった。


「わかった」


あたしは頷き、画面上に向き直る。


10年前に起こった死亡事件と死亡事故の両方を調べて行く。


ズラリと表示される項目に嫌気がさすが、その中から地元のニュースを絞り込むと数十件まで減らせることができた。


1年間に数十件の死亡事故と死亡事件。


思っていたよりも多くてビックリする。


その多くが交通事故死で、死亡者の名前に聞き覚えはなかった。


この中にモヤの人物がいるかもしれないと思い、名前を検索していく。


顔写真がズラリと表示されるが、それらしき人物は出て来なかった。


そもそも、亡くなった人の写真が全部後悔されているとも限らない。


そうなると探すのは更に困難になって行きそうだった。

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