両家に結婚を了承してもらってその際婚姻届の証人欄も書いてもらってきた。


あまりの準備の良さに麻里花は驚いていたが。


もうずっと前から麻里花だけだったので色々準備していた。


部屋やら家具やらも元から麻里花の好きなもので揃えていたので俺の家は2人の部屋のようなものだった。

結婚してからも住めるように一人暮らしに際してファミリータイプを選んで購入していた。

タワーマンション最上階の部屋は5LDKSSである。
ゲストルームにはシャワールームとトイレまで完備。

麻里花の現在の部屋はそのうち生まれた子どもの部屋の予定の所で俺の寝室がこれからは2人の寝室になる予定だ。


そんな感じで既に準備は万端だったりするので一昨日から泊まっていたのがそのまま今日から同棲である。


「麻里花、今日からは一緒に寝よう?麻里花の部屋は模様替えして服も俺の部屋のウォークインクローゼットに移そう。」


「えっと、つまりはそういう事?だよね・・・」


少し気まずいような照れたような顔している麻里花。


「麻里花がまだ覚悟出来てないなら俺はまだ我慢出来るよ?でもその我慢は入籍までだからね?籍入れた日は覚悟して?」


そう微笑んで抱きしめて頭を撫でながら髪にキスをする。


そうすると麻里花が背中にギュッと手を回してくっついてきた。

「うん、その日はちゃんと覚悟するから。少しだけ待って。」

そう照れた小声が聞こえてきた。