それは、突然投下された衝撃だった。







――何か、あったのか?


何も不明なままだけれど。




――あいつらの行方が、わからないんだ。


もしもどこかで、君が独りで闘っているのなら。




――大丈夫じゃ、なさそうだね。


今すぐにでも、奪いに行くよ。






俺達も、君も、悪い不良。

だけど、仲間を想う気持ちは誰よりも強く、大きく、勇ましい。




駆け出した瞬間に、全てが変わるわけじゃない。


それでも、君に絡みつく鎖を解くために、前だけを向いて走るよ。