ケータイ小説 野いちご

【完】もう一度、キミのとなりで。

9.碧空くんと矢吹くん


2日間続いた文化祭も無事終わって、後日私はさっそく碧空くんに借りたタオルとTシャツを返しにいった。


1組の教室を覗いたらちょうど碧空くんがいて、すぐに気が付いて廊下に出てきてくれて。


偶然にも美希ちゃんはそこにいなかったので、なんだかホッとした。


この前あんなことを言われたのもあったし、なんとなく彼女の前で碧空くんと話すのは気まずかったから。


「あの、碧空くんこれ、すごく助かりました。ありがとう。

ちゃんと洗ってアイロンかけたから」


Tシャツの入った紙袋を彼に手渡す。


「おう、サンキュ。って、アイロンまで?」


「うん」


「わー、さすが蛍。マメだなー。感動した」


「そ、そんなことないよっ!」


「わざわざありがとな」



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