ケータイ小説 野いちご

【完】もう一度、キミのとなりで。

2.今さら話しかけるなんてできなくて


「その喋り方、わざと?」


中学時代、クラスの女子に言われたこの言葉。


喋り方という、一番気にしているところを突かれて、すごくショックだった。


「癒し系ぶって、わざとゆっくり喋ってるんでしょ」


「男子に気に入られようと思ってぶりっ子してるんだよ」


自分ではそんなつもり全くなかったのに、ただ普通に話しているつもりでも、そういう話し方になってしまうだけなのに……。


そんなふうに思われてしまうことがすごく辛かった。


男の子に自分から話しかけることはめったになかったし、気に入られようと思ったこともなかった。


だけど、なぜかよく「可愛い」と言われたり、話したこともない人から告白されたりした。



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