……愛されたかった。



 たまには、愛されてみたかった。



 こんなに死にたいと思ってる時は尚更だ。


 ……怪我した頭の心配くらい、されたかった。





 一年会わなかったくせに、元気かとも、久しぶりとも言われなくて……。



 それどころか、挨拶すらされなくて……。





 オマケに、用があるからって5分も経たずに帰られて……。





 マジ、馬鹿なんじゃねぇの?



 あんなクソ親に、俺は今更何を求めてたんだよ!!!




 今更好きだなんて、愛してるなんて言ってくれるわけないのに……。


「うぁ………。うっ……うぅ……」




 泣き喚いた後にまた嗚咽が出てきて、ずっとその繰り返しで、もはや何時間泣いて何時間喚いたのかすらも分からなかった。