「…の、璃乃!
今日1限からだろ?!」

「ふぇ?
いっ今何時!?」





やばい、結構ギリギリな時間。





「ほら、朝飯包んどいてやったから、どっかで食えたら食って」

「うん、ありがと!」





とりあえずご飯以外の支度を済ませてドアを開ける。

眩しい光が私を包み込む。





「いってらっしゃい」

「いってきます!」





私は高校を卒業して、大学生になった。

そして……月星と同棲を始めた。

もう4年近くになる。


頭の良かった月星とは別々の大学になってしまったけど…家に帰れば月星に会えるし大して不満も無い。


家事は私も手伝いながら大体は月星に任せっきり。

出来るやつがやるべきだろ?って。

…何も言い返せないままお世話になっています…

たまに休みが合えば家の中で過ごすかどこかに出かける。