「わぁぁぁぁ!!」



響き渡る歓声。
地面が揺れるほどの熱量。


今日、私は正式に王位継承権をもつ王女だと国民の前で紹介された。



受け入れられるかどうか、とても怖くて不安だった。
でも、いざ前に立ってみるとこの歓声に不安は全て消え去った。


この国を護りたい。
私を受け入れてくれたみんなを。


きっと中には不満を抱く人もいるだろう。
目を逸らさず向き合って。



この国が私の居場所なのだと。
胸を張って言えるように。




私は、なりたい。