笑顔が眩しく、優しくて。

親が亡くなり暴れかけてた私を救ってくれたのは太陽のような人。小野蓮。

夜月という族の幹部として街をバイクで走っている時私を見つけた。そして私を夜月に入れてくれた。

蓮は私にとってかけがえの無い大切な人になっていった。
毎日がたのしくて、由仁や涼真、斗真達や夜月みんなと楽しい日々を送った。

そして、私が夜月総長となり副総長が蓮になった。
こんな日々が続くといいと思ってた。

でも、そんな日もあっけなく終わる。

-バンッ)『夜月だ!お前ら全員つぶしてやる』蛇牙という族を潰すため夜月は倉庫に行き闘った。

だが、蛇牙の裏に両親たちを殺した鈴村組がいることを知り私は動けなくなってしまった。

「久しぶりだな菜々」『…ッおまえ…』「まさかお前が世界No.1の夜月の総長とはな」と笑う。

手に力が入る。「そうだ。お前に言っておいてやるよ。お前の親父が最後に言った言葉だ」『そんな言葉いらねーよ』「あの子達に…」『黙れ!!』「指1本触れさせないパーン」と大笑いをする。『ふざけるなあ!!』周りにいる蛇牙を倒して行く。

「斗真!ここ頼む!菜々止めないと後戻り出来なくなる」と蓮は菜々の元へ。

ドンッバキッドスッ『グハッ』「菜々!!(怒りに任してるから反応が鈍ってる)」菜々はやっとのことで立っている。『ハァハァ喧嘩ってもんはよ…ッ武器は使わねーのが…普通だろ…ッ』ポタポタと血が垂れる。

「うるせー俺らは相手を潰せれば武器使おうが関係ネーんだよ」

「菜々後ろ!」ガンッ左目に鉄の棒が当たり『目がッ』目の中は血だらけに。

ガシッ)菜々を支える蓮。「もうおしまいだ夜月」と拳銃をむける。

『蓮、下がってろ』「何言ってんだよ!今のお前じゃ拳銃の玉をよけられねー!」『いいから下がれ。あいつは俺が倒す』蓮から離れる菜々。

「お前も早く、両親の元へ行ってやれじゃあな菜々。」

パンッ)ごめんね。蓮。でも私悔いないや。貴方に出会えたこと。幸せをありがとう。

ドスッ)痛みが来ない。『え……れ、蓮…』「なに…カッコつけて…るわけ…」『なんでどうして!』「ぶはっやっと…正気…に、戻ったかゲホッ」倒れ込む蓮を支える。

『なんで!何でよ!!!』「何…好きな…女…守ったらダメかよ」と微笑む。「ごめんな…菜々…俺もう側に入れねーや…ゲホッ」『もう話すな!斗真!救急車呼んで早く!』

「「蓮!!!!!!」」と由仁と、涼真。

「菜々…よく聞け…俺は…お前を…守りたくて守った…だから自分を責めないで…欲しい。」『いや…蓮ッ』蓮の顔に菜々の涙が落ちる。

「泣くなよ(笑)俺は…幸せ…だった。ありがとう…菜々…俺ずっと…お前を…」蓮の瞼が下がって行く。『蓮!やだ!』「お前を…愛して…る…から…な」『いや…いや!蓮起きてえ!いやああ!!!』

「「蓮起きて! 」」涼真と由仁は叫ぶ。

菜々は鉄パイプを手に取り鈴村の方に体を向ける。

「菜々!救急車来た蓮運ぶから早く来い!」

『死ね。』鈴村に鉄パイプを思いっきり投げる。

グサッ)「グハッ…」『急所はずらした次あった時はお前を殺す時だ』菜々はそのまま倒れた。

目を覚ますと病院に着いた所だった。

「血圧が下がっています!」「すぐ輸血を!」

「菜々?!」菜々は起き上がる。「ダメです何してるんですか!」と医者に言われる。『あたしの事はいい!蓮を蓮を早く助けて!』「…全力をつくます。」

あ。もうダメなんだ。私が、蓮殺した。左目はもう視力が無い。それに近くにある鏡をみると赤くなっているのがわかる。

「菜々は?!」「翼さん!それがどこにもいないの!」と泣く由仁。

菜々はみんなの前から姿を消した。