ケータイ小説 野いちご

どばなし 水

林檎の雨

思春期ソーダと恋心


ぱちぱち弾けて 跳ねていく水玉
僕の心も弾んでさ 今日もあなたと話せたから

きらきら反射した 水溜まりのプリズムも
あなたには敵わないや きらめいて光ってる

知ってるよまだ子供だって
あなたには釣り合わないって
それでも恋しちゃったんだって
ワガママな独占欲 僕だけを見てよ!
…なんて 言えるはずないな


イガイガ苦くて 飲めないコーヒー
ミルクをそっと足して あなた思い浮かべた

「僕だけの先生になって」 淡い言葉だ
ソーダ色の春空に 溶かされてなくなるの

知ってるよいけない事だって
こっちを向いて欲しくって
怪我したなんて嘘ついちゃって
ワガママな独占欲 僕だけを見てよ!
…なんて 言っちゃいそうで


保健室のベッド 恋の病が悪化して
倒れた僕を 優しい目で見てる先生
その手が 僕の頬に触れて
そっと 口付けを落とした

「全部分かってるよ」囁いて
抱き締めた鼓動が伝わる
甘い言葉と手に 涙が溢れて止まらない
「ジュテーム」と言ってくれた
あなたにいつ返せるかな
困った様に 微笑う顔に
早く大人になりたいと願った

ぱちぱちぱちぱち しゅわっしゅわ
ぱちぱちぱちぱち しゅわっしゅわ
ぱちぱちぱちぱち しゅわっしゅわ

思春期ソーダ







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