ケータイ小説 野いちご

真実の愛に気づいたとき。

1.嵐のような出逢い



"自分を中心に考えるな"

そんなこと言っても、自分の人生において、主人公は自分自身なのだから仕方がない。


そして他人はエキストラ。


周りを気にしすぎて自分がストレスを感じてしまうなんて、人生の限られた時間が勿体無い気がしない?


周りにどう思われようと、自分が言いたいことを言うし、やりたいことをやる。


群れて他人に染まるなんて断固拒否。


無理して人付き合いするのなら、一人で行動した方がマシだ。


そんな生き方をしてきたせいかな?




「西田さんと同じゼミか…雰囲気悪くなりそう」


「ハズレだなー、せっかく抽選当たったのにさ」



私の知らない人が私を知っている、そんな環境になってしまった。


私の名前は西田ひかり、今年から大学2年生。


2年生からゼミが始まり、全員強制ではなかったが、手っ取り早く単位を取れるため、こうして無事にゼミの抽選に当たり、初回の講義を迎えたのだが…


ゼミの教室になる研究室に入った途端、既に来ていた学生たちの顔色が変わり、さっきのような心無い言葉が飛び交った。

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