「彩姫ちゃぁーん。」

クラスメイトに呼ばれて、振り返った。

ううっ。
顔、怖いです。

「あたし達、これから用事があるの。掃除当番、代わってぇ。」

どうせ、遊びに行くのでしょ?
なんて、思ったけど、言えるわけがない。

「いいよ。」と言って、その子から、ホウキを受け取る。

サッ

サッ

サッ