ケータイ小説 野いちご

夏の微熱と、ウイスキー。

20℃。






7月。

蒸し蒸ししてる空気、首に張り付く髪の毛が夏の暑さを感じさせる。



染めたばかりの栗色が勿体ない。

これじゃ髪の毛下ろす気にもならないよ……




それにしても暑い。
まだ夏本番ってわけでもないのに。






30℃、駅前の電光掲示板がキラキラと光る。





はやく、はやく。
もっとはやく来てくれればいいのに。





「このみ!ごめんおまたせ!」





黒髪の短髪の男が、小走りでやってきてそう言う。

150センチの私が軽く見上げると、にこにこと微笑んだ。









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