雲一つなく、空からの日差しが熱くて
熱くて堪らないある日の夏。
夏休みが終わりすっごく行きたくない高校
へと足を運んでいた。
『おっはよーん』
機嫌の良い友達、松川 美咲
通称みさりん
と供に合流して高校へ向かう。
私の頭の中は"暑い"それしかなかった。
そんな中、やっと着いた学校。
すると
キャーーっ//
と黄色い歓声が私の耳に届く。
何事かとその歓声のする方へと目を運ぶ。
そこには人だかり
『あれ、なんだろうね』
みさりんにそう聞いてみる。
『んー?あー、多分彼じゃない』
興味なさ気なみさりんの言葉。
彼?
『それって誰?』
『知らないの?ほら、夏休み前に転校してきた同じ学年の男子』