俺の名前は、澤村響也。


如月家で見習い執事として、働いている。


今は、お嬢様、如月心音の専属執事をしている。


俺と心音は、幼なじみだった。


だけど、ある日、お嬢様と執事という関係になった。


俺は、小さい頃から、心音の事が好きだった。


今も好きだ。


だけど、心音は、お見合い結婚をする。


それは、心音が生まれた時から、決まっていた。


それが、如月家のルールだから。


心音の事は、諦めようと思っている。


だけど、なかなか諦められない。


諦めようと思うたび、心音への思いが募っていくばかりだ。


だから、諦めなくても良いんじゃないか、と考えている。