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「は〜い姫どうしたの?」と女性の声がする。

「今どこですか?」

「今?今はシステム部のメンテナンス中。」

「そうですか、いつもすみません。ところで時間ありますか?秘書ズが使い物にならなくて。」と最後の方は小さくなった。

「また?姫は甘々。」呆れた口調で。

「すみません。」

「まっ、そこがかわいいところでもあるけど。」

「それで大丈夫ですか?」

「そんなの当たり前『琴姫ファンクラブ』会長の私が姫の頼みを断るはずないでしょ、自分の仕事より姫優先ってかメンテナンスも私の仕事でもないし。」

「ごめんなさい。」

「いいよ、後は他の人に任せでも大丈夫だから、けど服装がラフなんだよね。」

「それじゃあ、私の部屋にあるスーツ使ってください。それと私のスーツも選んでおいてください、お見合いのワンピースじゃあまずいので、秘書ズをおいてから会社に向かいますので。」