―――――――… 『…えっ?』 残念そうな勇介が 目の前で立ち尽くす。 「ごめんっ。」 私は手を合わせて 勇介にペコリと 頭を下げた。 『いやっ…いや、 俺なら大丈夫だから…』 そんな勇介を見たら なんか可愛くて 胸がキュンとするんだ。 なにが勇介を 残念に思わせたかというと メグさん・由香さんが 部活に来る一週間だけ、 3人で久しぶりに 帰ろうって誘われたんだ。 それをたった今、 勇介に話した。