―――キーンコーンカーンコーン。


「ん~!やっと終わったぁ~!!
疲れた~~!!!」


一期『え?ずっと寝てただけなのに?』


「ゔっ。」



―――白熱した球技大会から数日後。

すっかり学院もいつもの元の姿に変わりつつあった。


一期と俺が出たバスケも
宏喜が出たダブルスチームのテニスも
認が大活躍したサッカーも
見事優勝わけだし、もっと勝利に浸ってもいいんじゃねぇの?って思う俺はやっぱ甘いのか、まだまだ俺の頭ん中は、球技大会のことばっか。



「それにしても、球技大会終わったら、何の行事もねぇよな?
なんかつまんねー。
後は静かに夏休み待つだけか……。」


と言いながら、伸びをする。

ん~~……ちょっと寝過ぎたかな?


宏喜『奏……もしかして忘れてる?』


「んあ?何が?」


認『お前、大事な行事忘れてんぞ。』


「へっ!!!!!?????
まだなんかあったっけっ(キラキラ)!!!??」


何気……じゃなくても、まつり大好き人間の俺。

俺としたことが……
まだなんか残ってたっけ!?