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「そうだ、咲桜。在義さんとは話したんだけど、朝間先生の結婚式、見たいんだろ?」


「勿論! 終始撮影してもらうよ! 頼呼んで!」
 

すごいかぶりつきだった。斎月の話が霧散するほど。


シートベルト壊れないかな。


「って言うと思って、向こうの式が先かなと思うんだけど」


「式?」


「結婚式」


「う………」
 

ぼんっと、咲桜の顔が真っ赤になった。


やっぱり咲桜は、自分の方は考えが浅かったようだな。


「在義さんに言われたぞ? 娘の式出たいって」


「えと……その……」


「考えてなかった?」


「…………すいません。夜々さんのことでテンションいっぱいで……」


「だろうな。でも、どうする? 式と入籍は、今は違う日でもありだろ」