side 実瑠来


「りゅー、眠いー…」


「ん、おいで」



あの日、りゅー達と仲良くなってから3日。

昼休みは4人で集まることが日課になった。



私はご飯を食べて眠くなると、りゅーの膝に座って体をりゅーのしっかりした胸に預けて寝るのがお気に入り。


まさに今がその状態。



「ほんと甘えん坊になったわね、実瑠来は」



だってりゅーの側にいると安心するんだもん。



「劉翔くん、嫌だったら下ろしていいからね」


「あぁ。でもみぃが小さいから別に平気だ」




そう。

私の身長は150㎝で、りゅーの身長は180㎝。

私の体はりゅーの胸にすっぽりと収まってしまう。


これが包まれてる感じがして安心する理由でもあるんだけれど。