ケータイ小説 野いちご

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ペットな彼女の甘え方

噂のペット




桜の葉が落ちてきて、少しジメジメとした季節に移り変わろうとする5月の初め。



新入生が入学してから、まだ1ヶ月と少し。



しかし、その1ヶ月で学校中どころか隣町の学校にまで広がっている噂がある。



『誰にも懐こうとしないペットがいる』



そしてそのペットの正体が、美少女だという噂。



ーーーーーーー……




「んーっ、美味しいー!」



マシュマロって、どうしてこんなに美味しいんだろう!?


昼休み、お弁当を食べ終えた私はデザートを満喫中。


このふわふわ感と甘さが最高に美味しい。


やっぱり食後のデザートがないとね。



「…これが噂の美少女、ねぇ。確かに超絶可愛いけどさ」


「ん?ゆんちゃん何か言った?」


「何でもないよ」



“ゆんちゃん”こと澤野 柚音(ゆのん)は、私の唯一の親友と呼べる人。


というか、唯一の友達と言った方が正しいかもしれない。



ゆんちゃんはショートボムの髪がよく似合うモデル体型の美人さん。



私はというと、腰近くまであるブラウンの髪はパーマでウェーブしていて、身長は150cmと低め。


ゆんちゃんがちょっと羨ましかったりする。




マシュマロをぱくぱくと食べていると、クラスの男の子が私達に話しかけてきた。



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