「彩羽がやったのか?」



「違うよ。」



「じゃあ誰が心優をこんなに傷つけたんだよ。」



「違う。私じゃないの。信じてよ。」



「信じられるわけねぇだろ。」



「お前はもう俺たちの姫じゃない。じゃあな、彩羽。」



そういって倉庫から追い出される彩羽。



これは全部私のせい。



ほんとはね、うそついてるのは私なんだ。



彩羽を姫から降ろすため。



「心優。今日からお前が姫だ。いいか。」



「、、うん。」



まさか、こんなにうまくいくなんて思ってなかった。



そう。私は悪役なの。



いつだって。