《莉乙side》



そして、次の日学校に行くと靴箱の中に一枚の紙が入っていた。


【お前みたいなのが王子に近づくな】


その手紙の内容は昨日のことが気に食わなかった
翼くんのファンの子達からのものだと思った。


やっぱり、さすがに馴れ馴れしくしすぎたかなぁ?

その悪い噂はあちこちに広まっているみたいで、
教室へと向かう廊下を歩いているだけで
ヒソヒソとあたしを見て話している。


言いたい事があるなら直接言えばいいのに。

なんて言って、直接来られても困るんだけどね。