美亜は酒も飲んでないのに、酔っ払ったように赤くなり、目がトロンとしていた。





俺は、先に露天風呂でゆっくりしてから、美亜とのラブラブタイムを過ごすはずだった。





でも、美亜が初めてあんなこと言うから。



『ひとつになりたい』なんて…




だから、気付くと俺は美亜の浴衣を脱がしていた。




畳の上で美亜にキスをした俺は、もう止められない。



美亜の声も届かない。




「先に露天風呂入ろう…よ…」



夜はまだまだ長い。




俺と美亜の初めての旅行。




露天風呂に入ったら、また俺は美亜を食べちゃうかも知れない。




「今夜は寝かさないから…美亜、愛してる。」




俺と美亜の初めての旅行は、まだまだこれから…


朝まで美亜を寝かさない。