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どうも、結城心です。
高校生活が始まってはや2週間が立ちました。
まぁ、会って早々喧嘩をふっかけられたりその相手とまさかの同じクラスで果てには学級委員を一緒に務めることになるとは夢にも思いませんでしたが、なんとかやってます。
けれども初日の騒動のせいで、クラスの中では女として扱われません。それが最近の悩みなのです。解せぬ。
ちなみに私は中学から続けているバスケ部に入部したのだが、そこの先輩達からは
「あ!あんたがあの結城心か!!」
「噂になってるよー!イケメンが入ってきたって!女子って聞いてびっくりしたけど」
「……なんですかそれ」
などと言われ、真面目にびっくりしました。しかしいい人達なので、今の所仲良くやらして頂いています。
近況報告はこれぐらいにして、現在
私は、第1回代表委員会に出席している。代表委員会とは、学級委員が集まってやるものだ。
その議題は1か月後に開催される体育祭についてだ。
「てか体育祭とか早くね?普通10月とかだろ……準備とか面倒くさそう」
「うるさい黙れやる前から言うな」
隣でぶつぶつ言ってる笠松。
そりゃあ体育祭だし準備となれば学級委員が色々やんなきゃ行けないだろうけども……言わなくてもいいじゃん。
少しムッとして言い返すと、また馬鹿にした様に笑って言ってくる。
「なに?やる気な理由?ははっ、そうですねー小さい心ちゃんは行事楽しみですねー」
……うっわ、ムカつく。
確かに行事事は大好きだけども!めちゃくちゃ気合い入れて勝ちに行きたいけれども!
「ちっちゃいは関係ない。てか平均だし」
あくまで気にしていないような言い方で返す。
そう、ここでムキになって言い返したらこの男の思い通りだ。この2週間でよーーーく理解した。
だから結城心、今こそ大人になる時なんだ!と心に言い聞かせながら、話している間に遅れてしまった板書を書き写す。
「ぶっは、我慢してるの分かりやっす!顔に出すぎー。あと委員会もう終わったぜ?集中しまくってんのな。……あぁ、それだけ張り切ってんのか」
頬をツンツンっとつつかれてばっと顔を上げる。すると周りには人はいない。
勿論、頬をつついてきたその手は払っておいた。馬鹿力とか言ってきたのは聞こえなかったことにする。
「うわ……マジか」
自分でも久しぶりにこんなに集中した。
けれども書き終わったタイミングだったの丁度良かった。
「じゃあ俺部活行くなー。集中しまくって部活でぶっ倒れんなよー体育祭楽しみな結城さん?」
「馬鹿にしてんでしょ」
「バレた?んじゃ、おつかれー」
にやっと笑い、手をひらひらとさせながら出ていった笠松。てかすることなかったんなら先に部活行けば良かったのに……なんて悪態をつきながら片付けをしていると机の上においてあるものを発見した。
どうも、結城心です。
高校生活が始まってはや2週間が立ちました。
まぁ、会って早々喧嘩をふっかけられたりその相手とまさかの同じクラスで果てには学級委員を一緒に務めることになるとは夢にも思いませんでしたが、なんとかやってます。
けれども初日の騒動のせいで、クラスの中では女として扱われません。それが最近の悩みなのです。解せぬ。
ちなみに私は中学から続けているバスケ部に入部したのだが、そこの先輩達からは
「あ!あんたがあの結城心か!!」
「噂になってるよー!イケメンが入ってきたって!女子って聞いてびっくりしたけど」
「……なんですかそれ」
などと言われ、真面目にびっくりしました。しかしいい人達なので、今の所仲良くやらして頂いています。
近況報告はこれぐらいにして、現在
私は、第1回代表委員会に出席している。代表委員会とは、学級委員が集まってやるものだ。
その議題は1か月後に開催される体育祭についてだ。
「てか体育祭とか早くね?普通10月とかだろ……準備とか面倒くさそう」
「うるさい黙れやる前から言うな」
隣でぶつぶつ言ってる笠松。
そりゃあ体育祭だし準備となれば学級委員が色々やんなきゃ行けないだろうけども……言わなくてもいいじゃん。
少しムッとして言い返すと、また馬鹿にした様に笑って言ってくる。
「なに?やる気な理由?ははっ、そうですねー小さい心ちゃんは行事楽しみですねー」
……うっわ、ムカつく。
確かに行事事は大好きだけども!めちゃくちゃ気合い入れて勝ちに行きたいけれども!
「ちっちゃいは関係ない。てか平均だし」
あくまで気にしていないような言い方で返す。
そう、ここでムキになって言い返したらこの男の思い通りだ。この2週間でよーーーく理解した。
だから結城心、今こそ大人になる時なんだ!と心に言い聞かせながら、話している間に遅れてしまった板書を書き写す。
「ぶっは、我慢してるの分かりやっす!顔に出すぎー。あと委員会もう終わったぜ?集中しまくってんのな。……あぁ、それだけ張り切ってんのか」
頬をツンツンっとつつかれてばっと顔を上げる。すると周りには人はいない。
勿論、頬をつついてきたその手は払っておいた。馬鹿力とか言ってきたのは聞こえなかったことにする。
「うわ……マジか」
自分でも久しぶりにこんなに集中した。
けれども書き終わったタイミングだったの丁度良かった。
「じゃあ俺部活行くなー。集中しまくって部活でぶっ倒れんなよー体育祭楽しみな結城さん?」
「馬鹿にしてんでしょ」
「バレた?んじゃ、おつかれー」
にやっと笑い、手をひらひらとさせながら出ていった笠松。てかすることなかったんなら先に部活行けば良かったのに……なんて悪態をつきながら片付けをしていると机の上においてあるものを発見した。