君と出会ってから330日が経ったよ。

もうすぐ一年だ。

月日の流れって、本当に早いね。


僕はクリスマスなんて大嫌いだった。

皆が浮かれるのが忌々しかったのさ。


でも、去年のあの日、君と出会うことができた。

それで今は、クリスマスも悪くない、なんて思っているんだから、現金なものだよね。


むしろ待ち遠しくて仕方がない。

だって、君と出会って一周年の記念すべき日だからね。


去年のあの日、クリスマスがなければ、きっと僕らは出会うこともなかっただろう。

まさに運命の出会いだよね。


ああ、そういえば、君は髪を切ったんだね。

まったく知らなかったから驚いたよ。

言ってくれればよかったのに。


まあ、いたずら好きの可愛い君のことだから、僕をびっくりさせようって魂胆だったんだろう。

もしかして、この前の手紙の仕返しのつもりかな?

本当に君という人は可愛いことを考えるね。


正直、とっても驚いたよ。

だって僕は君の長くて綺麗な黒髪が大好きだからね。

君が仕事のときにその長い髪を一つに束ねる仕草が、あまりにも魅力的で、僕はいつも目を離せなくなるんだ。


でも、そんなに短く切ってしまったら、もう髪を結ぶ必要はないんだろうね。

あの仕草を見られなくなってしまうのは少し残念だけれど、まあいいさ。

髪が長くても短くても、君は君だ。

君が誰よりも美しいことに変わりはないよ。


君がどんなに変わっても、僕は変わらず君のことを愛し続ける。

それは神に誓って言える。


もしも君がどんどん変わってしまっても、たとえそれが僕以外の男のためだったとしても、

そんなことは僕はまったく気にならないんだ。


それくらい、君のことを愛しているんだ。


ねえ、君を愛しているよ。

本当に、本当に、心から愛しているよ。


君がいれば、僕は他にはもう何にもいらない。

君さえいればいい。


そして君が時々、ほんの時たまでいいから、僕にその可愛い笑顔を向けてくれたら、僕はもう、天にも昇る気持ちになれるんだ。


一生、変わることなく、君のことを愛し続けるよ。永遠に。


君にどうしてもそのことだけは知っておいて欲しかったんだ。


じゃあ、また明日、いつもの店で会おうね。