「お前これからどうすんだ」


もう決めてある。
これ以上 全く関係の無い私と翔くんを拾ってくれた東城さんに迷惑をかけちゃダメだと思う。だから…

「住む家を自分で見つけて 翔くんと暮らす。お金なら余裕があるから」


アルバイトで貯めたお金が すごい金額になっていたことを最近知った私。

だから マンションくらい借りることができるし、生活していくこともできる。


「…」

何も言わない東城さん。

「翔くんが起きたら 今度こそ出ていくね。女の子嫌いなのに何日もごめんなさい。」


「ここで居ればいい」

ん?何か聞こえたような…


「え。なんて…」

「だから。ここに住めばいい。部屋は沢山あるし、困らないだろう。」