次の日の朝、私は琳を叩き起こした。


「りーんー!起きて!」


「うぅ……まだもうちょっと……」


朝が弱いのは変わってないらしい。


キスしたら起きるかな〜


なんて思って寝ている琳の頬にキスしてみる。


「むぅ……」


起きてくれなかった。


最終手段だ。


「ふっふふん」


コチョコチョコチョコチョ


「ふぎゃっ!ちょ、まて、恋、お、起き、起きるから!あははははは!ちょ、やめろって!」



琳の脇腹を擽ると一瞬で起きてくれた。


コチョコチョを止めるとヒーヒー言いながら起きて私と地味に距離をとった琳。


「剣のところ!」


「わーったよ」


「早く!」


待ち遠しくてウズウズしだす。


あー楽しみ。てか剣の事匿ってるやつ、殺そうかな。


私に剣を会わせないなんてどういうつもり?まぁ琳も同罪なのだけれども。


琳の支度が終わると、車に乗せられた。


「恋」


「なーにー?」


「会いたくて剣のところ行くっつったのお前だからな」


「もちろんよ。なに言ってるの?」


「呪うなら自分を呪え。いいな」


「まさか危ない所に剣が居るんじゃないでしょうね!」


「危ない所…っちゃ危ない所なのか?うーん。まぁ着いてからの楽しみだな」