ケータイ小説 野いちご

イジワルな彼と夢みたいな恋を?

スタートダッシュ?

一週間後、モデルハウスの図案が出来た…と販売部の岡崎部長から電話があった。


「デザイナーさんからの要望で、資材部もミーティングに参加して欲しいそうだ。責任者の君は勿論、他の者も連れて来るように…と」

「はぁ…」


とうとうか。
やっぱり一ノ瀬圭太は、本気でゆとりちゃん達の育成に取り組む気でいるらしい。


「…という訳なので主任、全員で行ってきます」


パソコンの前で睨めっこをしてる高木さんに断った。
寝耳に水だって顔をする人には、一応前もって連絡をしてあるんだけど……。


「えっ…俺は?仲間ハズレ?」


子供か、あんたは。


「そうでは無くて、単に課の責任者だから残って頂きたいんです」


「主任〜そんなに心配しなくても直ぐに戻りますからぁ」

「そうですよ。俺らも単に顔見せのつもりで行くだけですし」

「帰りにコンビニに寄ってきますから、お土産何がいいれすか?」


どれだけなのよ!
遠足気分でミーティングに参加するんじゃないんだから!


「三人とも気楽に構えてたらダメよ。今日のミーティングは気を引き締めていかないと」


あのイジワル野郎が何を仕掛けてくるか、私でもさっぱり謎なんだから。


「そんな堅苦しい席なら参加すんのやだ〜!」

「ここはやっぱり大田さんだけが行けばいいんじゃないれすかー?」

「俺らは他の用件で欠席…とか言って」



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