その1

桜×豹



「えへへへ、ふふっ、うふふふふ」


「(また眺めてる)」


「(豹くんからの指輪!綺麗だなぁ、嬉しいなぁ)」


「(飽きないんだろうか)」


「ふんふ〜ん、あっ!そういえば豹くんに聞きたかったの!」


「ん?」


「うんとね、豹くんって結婚とか気にしないと思ってたから、なんでわたしと結婚しようと思ったのかなぁって(嬉しいからいいんだけどね)」


「………」


「豹くん?」


「いや、うん」


「?どうしたの?」


「…………」


「豹くーん?」


「(世話しているうちに俺がいないと生きていけなさそうだと思い始めたから、なんて言ったらさすがに怒るだろうか)」


結局素直に伝えたらその通りだと返されて照れるはめになった豹でした