「バンッ!!」

「おわっ!びっくりしたぁ。どうしたの、榊さん?」

こいつ…

「どうしたのじゃない!あんたメール送りすぎだから!!」

一ノ瀬はキョトンとしていた。

「普通だと思うけど…。」
「はぁ?1日70通は送りすぎでしょ。」
「それは、榊さんが話しかけるなって言ったからじゃん!」
「それとこれとは関係ないし。」
「いや、あるから。」
「ない!」「ある!」「ない!」「ある!」……


そんなやり取りを授業が始まるまでやっていた。