「私たちも、戦争に?」
それは、フィーネ先輩が特別講義に来てくださってから5日後のことだった。
この日はシオン様に会いに行ってしまったフレア先輩に代わって、私マナとザン先輩が対応していた。
「表向きは経験のため、真の狙いは、特攻隊隊長の監視をお願いしたいの。」
フィーネ先輩自ら話を持ちかけてきた。
「ザン先輩?」
「んー…。」
「メンバーは、フレアくん、ザン、ナル、マナちゃん。ほら?この前の不死身兵戦の戦い方から、今回向いてそうな四人を選んでみたんだけど…」
「んー……。」
「隊長、お爺ちゃんなのに戦いたいって駄々をこねていて、特攻隊みんな頭を捻っちゃって。軍会、貴族会には学生の育成って誤魔化しといたから…。」
両手をパチンと合わせて頼み込まれると、ザン先輩はある質問をした。
「それで、僕らが死ぬことは?」
「ない。断言する。断言できる。」
「根拠は?」
「私と隊長の精霊級守護術式をそれぞれかけるから。水神様曰く、聖霊級各トップでないと破ることのできないくらいらしい。」
いくら無事とはいえ、学生が戦争に赴くことにリスクがつく。だから、悩むからこの沈黙…。
それは、フィーネ先輩が特別講義に来てくださってから5日後のことだった。
この日はシオン様に会いに行ってしまったフレア先輩に代わって、私マナとザン先輩が対応していた。
「表向きは経験のため、真の狙いは、特攻隊隊長の監視をお願いしたいの。」
フィーネ先輩自ら話を持ちかけてきた。
「ザン先輩?」
「んー…。」
「メンバーは、フレアくん、ザン、ナル、マナちゃん。ほら?この前の不死身兵戦の戦い方から、今回向いてそうな四人を選んでみたんだけど…」
「んー……。」
「隊長、お爺ちゃんなのに戦いたいって駄々をこねていて、特攻隊みんな頭を捻っちゃって。軍会、貴族会には学生の育成って誤魔化しといたから…。」
両手をパチンと合わせて頼み込まれると、ザン先輩はある質問をした。
「それで、僕らが死ぬことは?」
「ない。断言する。断言できる。」
「根拠は?」
「私と隊長の精霊級守護術式をそれぞれかけるから。水神様曰く、聖霊級各トップでないと破ることのできないくらいらしい。」
いくら無事とはいえ、学生が戦争に赴くことにリスクがつく。だから、悩むからこの沈黙…。