王宮に出入りしていたフィーネは、宰相(さいしょう)などの宮殿内の職から軍まで、様々なことに挑戦し(一部させられ)、とりあえずの結論を出していた。



勿論、もらった術具も使用して、特攻隊の人たちとは1週間かけて全員と顔を合わせた。



ブレスレットを返そうとすると、本来ならあまり使われないし、これで術源を切れるから。



と使いかたを教えられ、使う人もいないし記念にとそのまま貰い、身に纏うこととなった。



学園では、申請して通れば術具でもピアスでもつけていられる。



学園外ではあるものの、王宮でたまにあっていたファレリアに確認を取ると、書類は任せてと鼻歌交じりに自室に籠った。



それと同時に、殆どのところで言われたのは是非うちにという勧誘だ。



だが、1週間もいた特攻隊ではそんなことを一言も言われなかった為、居やすかったのかもしれない。



そして、アレクシア家での生活にも慣れ始めた頃、再び学園に戻ろうとしていた。