琉偉パパの話をいちよう聞く事にした。


【瑠璃ちゃん。私が紹介したい弁護士と言うのは芹澤弁護士事務所に在籍してる優秀な弁護士なんだよ。名前は…】


『成瀬ですよね?それとも芹澤の方ですか?』


晧覬が話に割って入って来た。



【あぁ。芹澤君の方では無くて成瀬君。成瀬 斗摩君だ。】


琉偉パパが言った。




成瀬 斗摩と言う名前…

どこかで…

聞いた記憶があるんだけど…

芹澤…

この名前も聞いた事があって…

解らない…

でも…

成瀬 斗摩…

どこかで聞いた事があるんだけど…





会議も終盤を迎え…



【瑠璃ちゃん。一度成瀬君の事を考えておいて下さいね。】


琉偉パパは私に言いそのまま会議室を出て行ってしまった。




「晧覬…。こんな所で成瀬と芹澤の名前が出て来るなんて俺思わなかったぜ…」


昴が晧覬に言った。


『あぁ。でも同じ弁護士同士だから必ず何処か?で出逢うと思ってたしな…それに…』


晧覬はそこまで言うと話を止めた。


「あぁ。解ってるよ晧覬お前だったら大丈夫だよ。心配するな。俺も付いてるんだから。」


昴は晧覬に言った。