ケータイ小説 野いちご

君のまなざし

女神

木曜夜のうちの店に女神。
木曜夜?
うちの店?
女神?

「これってクイズですか?」
木田がもっとヒント下さいよなどと言っているが、山田は笑顔のまま。
「俺が帰った後に何かがあったってことか?」
と言うと柴田がハッとしたように

「笹森さんか」
と山田を見つめる。

え?笹森さん?

「さすが、柴田」
山田は照れたように頭をかく。

「笹森さんは俺の女神なんだ」

「何、何?どういう事?説明しろよ」
「笹森さんってユーヤのお母さん?」

「あんまり詳しくは話したくないけど。笹森さんに救われたんだよね。おにぎりと味噌汁。あとデザートのスィーツ」

本当に詳しく話したくないようだったけど、気になるから問い詰めると渋々と話し始めた。

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