そして、試合当日。
あたしは早起きをして大雅のお弁当を作っていた。
運動した後何が食べたくなるかわからないから、サンドイッチとおにぎりをそれぞれ作る。
「今日は試合なんだっけ? 頑張るわねぇ大雅君」
お弁当を包んでいるとお母さんがそう声をかけて来た。
幼馴染のあたしと大雅の関係を、お母さんたちも黙認している状態だ。
「うん。今日の試合の結果次第で、次の大きな試合のレギュラーになれるかどうかが決まるんだって」
「そうなの? 頑張らないとね!」
「うん!」
あたしは大きく頷き、お弁当を持って家を出た。
家からサッカー場までは徒歩で40分ほどかかる場所にあった。
自転車で行った方が早いのだけれど、お弁当をカゴに入れておくと崩れてしまいそうなので歩く事にした。
試合は午前10時から。
あと1時間ほどでキックオフだ。
少し曇って来た空を心配しながら、あたしの歩調は自然と早くなっていく。
大雅の今日の体調はどうだろうか?
調子がいいといいな。
そんなことばかりを考えてしまう。
あたしは早起きをして大雅のお弁当を作っていた。
運動した後何が食べたくなるかわからないから、サンドイッチとおにぎりをそれぞれ作る。
「今日は試合なんだっけ? 頑張るわねぇ大雅君」
お弁当を包んでいるとお母さんがそう声をかけて来た。
幼馴染のあたしと大雅の関係を、お母さんたちも黙認している状態だ。
「うん。今日の試合の結果次第で、次の大きな試合のレギュラーになれるかどうかが決まるんだって」
「そうなの? 頑張らないとね!」
「うん!」
あたしは大きく頷き、お弁当を持って家を出た。
家からサッカー場までは徒歩で40分ほどかかる場所にあった。
自転車で行った方が早いのだけれど、お弁当をカゴに入れておくと崩れてしまいそうなので歩く事にした。
試合は午前10時から。
あと1時間ほどでキックオフだ。
少し曇って来た空を心配しながら、あたしの歩調は自然と早くなっていく。
大雅の今日の体調はどうだろうか?
調子がいいといいな。
そんなことばかりを考えてしまう。