ケータイ小説 野いちご

細胞分裂

あの子今日もいた

小学校一年生の時、よく遊んでくれた。
小学六年生のあの女の子。
今思えば、6年生なのにどうして一年生の私と遊んでいたんだろう。ほかの子と遊んだりはしなかったのかな。
でも、すごく面倒見が良くて、公園もよく遊びに行ったしたくさん遊んでもらった。たくさん、たくさん。
でも、そのお姉さんは今はおかしくなってしまっていた。精神的な病気なのだと思う。家庭環境が悪いのだと思う。
どうしてそうなっちゃったのか、私には全くわからない。小さい時よく遊んでくれてたお姉ちゃんが、いつの間にかサラサラで綺麗なショートヘアだった髪を、伸びきって生気さえ感じられないパサついた髪の毛になってしまって、歩き方もまるで亡霊のようだった。何時間も家の前で突っ立っていた。

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