ロフトに登る。 彼は、秘密基地みたいだと、とても気に入っていた。 でも、わたしが下にいると、 10分もしないうちに、いつの間にか降りてきて隣にいた。 少しからかって、寂しくなったの?と聞くと、 決まって、 わたしが寂しくならないようにした。 と答えて、笑った。 こどもみたいに、顔をくしゃっとさせる彼の笑い方が、とても好きだった。 桃色の封筒が置かれている。 丁寧に開ける。 『→↓』○ 『↓→』X