ケータイ小説 野いちご

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それはきっと、君に恋をする奇跡。

*第1章*
優しさ



「陽菜、ほらコレ」



翌日。


水瀬くんが掲げたスマホを見て、あたしは心臓が止まりそうなほどびっくりした。


だって。


昨日あたしと撮ったツーショットプリが貼られていたから。



「な、なんでっ……!!」



そんなの彼女に見られちゃったら大変でしょ!?

クラスの誰かに見られても大変な気がする。


あたしは家に帰ったらすぐに机の引き出しにしまった。


こんなの間違っても学校に持ってこれないもん。



「今すぐはがしてっ……」



スマホを奪おうとしたとき。



「おー、めずらしいじゃん。新田さんが蒼とじゃれ合ってるのなんて」



えっ……。



「いつも無視され続けてんのに、良かったなあ!」


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