ケータイ小説 野いちご

それはきっと、君に恋をする奇跡。



どうして転校なんてしちゃうの?


中学生になったら、告白しようと思っていたのに。


ハルくんと、恋愛出来るかもしれないと思っていたのに。


離れ離れになっちゃうなんて……いやだよ。


涙が溢れてくる。



『泣かないで、陽菜』


『……だってぇ……グスッ……もう会えないんでしょ……』



引っ越すのは隣の県。


だけど、小学生あたしにはものすごく遠い距離に思えたの。


涙が止まらないあたしにハルくんは言った。



『じゃあ、高校で会おうよ』


『……え?』


『桜園高校で、絶対に再会しよう!』



小6の涙のあの日から4年。


いよいよ今日、約束の日を迎える。



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