ケータイ小説 野いちご

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それはきっと、君に恋をする奇跡。

エピローグ



蒼へ。



蒼、ありがとう

ありきたりな言葉だけど、蒼にはどれだけ探してもこの言葉しか出てこないんだ


俺が病気になってから、蒼はずっと俺の側にいてくれたね

遊ぶこともせず、大好きだったバスケまでやめて

蒼の進路にまで迷惑掛けちゃったな

ごめんな、だけどありがとう


蒼と一緒に大人になりたかった

もっともっと蒼と男同士の話をしたかった

でもこの3年、普通の人の一生分くらい一緒にいたよな、俺達

蒼と過ごした時間、絶対忘れない



陽菜を笑顔にしてくれてありがとう

これからはもう、陽菜のことは託さない

俺のためにはもう終わりにして

これからは、蒼自身のために

蒼が陽菜のためにしてあげたいことをしてほしい


わかってる

俺、蒼の親友だから

陽菜の話する時、俺と視線合わせられなくなってたの気づいてた


いいんだよ

最初に約束しただろ

蒼が陽菜を好きになったら、遠慮するなって

遠慮したら今度こそ絶交だからな!笑

陽菜のことが好きなら、ちゃんと想いを伝えるんだぞ

俺みたいに後悔すんなよ!



俺、陽菜に会えたかな……

蒼のことだからきっと強引に連れて来たに決まってるな

陽菜を連れてきたら絶交って言ったの取り消す

ありがとう

やっぱり俺、ほんとは陽菜に会いたかったんだ



蒼がいてくれてよかった

蒼に出会えてよかった

一緒に泣いてくれてありがとう

側にいてくれてありがとう

蒼は俺にとって世界一の親友です

俺はずっと、蒼の幸せを祈っています


また、会える日まで


さようなら





永井遥輝











【fin】


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