「月夜ちゃん‥‥?」

目をこすりながら目覚めたナツくんはまだ眠そうで。


「ナツくん、私たちもう寝ちゃうから、ナツくんも一緒に寝ようね」


「ボク月夜ちゃんの隣で寝る〜」


可愛なあと頭をポンポン撫でてあげる。
ナツくんは撫でられることが好きなようだった。


母親からの愛情を求めていた。


「うん、良いよ一緒に寝ようね」


無邪気なその笑顔は、いくら神の使いであっても心は子供だ。

せめてこの間だけでも私がナツくんの母親代わりになれたら‥。