ゆっくりと瞼を開かせた。 さっきまで光が差し込んでいたのに、すっかり暗くなってる教室。 「んー…よく寝たって…あれ?私寝てた!?今何時!?」 ヤバ…いつの間にか意識失ってた。 どうしよう!? 外暗くなってるし、今日まで提出なのに終わってないよ…。 成宮は帰っちゃうし…最悪。 「泣かないの。」 「…ぅえっ?」 突然、優しい声が後ろから聞こえてくる。